初心者でも家庭菜園を楽しめる!市民農園派だった私が気づいた、シェア畑の魅力とは!?

ゆっきー

家庭菜園をやりたい。シェア畑で小さな畑を借りるサービスがあるって聞いたんだけど、どうなんだろう?

物価の上昇の影響で、家庭菜園で野菜を育てることに興味をもつ人が増えました。

家庭菜園に興味はあるけれど、何から始めたらいいのか分からない、失敗したらどうしようと不安を感じていませんか?

市民農園を5年間利用してきた私も、最初は同じような悩みを抱えていました。

そんな初心者にぴったりのサービスが「シェア畑」です。

農業の知識がなくても安心して始められる手厚いサポートや、菜園アドバイザーによるアドバイス、さらには収穫祭や講習会など、楽しみながら学べる環境が整っています。

本記事では、市民農園経験者の視点からシェア畑の魅力を詳しくご紹介します!

この記事でわかること
  1. 「シェア畑」とは
  2. 「シェア畑」のメリットとデメリット
  3. 「シェア畑」がおすすめな人

農業に興味がある人も、最初は市民農園やシェア畑を利用して実際に野菜を育ててみることで、自分が農業に向いているのかを試すことができますよ。

シェア畑とは

シェア畑とは、株式会社アグリメディアが運営する貸し農園サービスです。

初心者でも気軽に家庭菜園を楽しめるよう、全国に約133か所の畑が展開されています(2024年時点)

シェア畑のメリット

シェア畑は、市民農園を利用していた私からすれば、至れり尽くせりのサービスだと感じます。

野菜を育てる上で「大変だな」と感じるところすべてに必要なサポートがなされているので、農園初心者にとっては成果を出しやすい環境です。

私が感じたメリットをいくつか挙げてみます。

1.手軽に家庭菜園が始められる

シェア畑では、プロの農業スタッフが土づくりをし、必要な道具もすべて用意されています。

土を耕す手間や、必要な器具を揃える手間が省け、すぐに家庭菜園をスタートできます

スタッフが土づくりをしてくれる

野菜作りで一番大切なのは、土づくりです。

そして一番大変なのは、土を耕すことです。

市民農園では自分で牛糞や腐葉土を撒いて、ホームセンターで耕運機をレンタルして、1日がかりで土を耕していました。

最初はクワで耕してたんだけど、これまた腰は痛いし手にマメができるし、翌日筋肉痛になるわで大変すぎた。
そして何より時間がかかりすぎるんだよね。

この牛糞や元肥の肥料等を購入して畑まで運ぶのも大変。耕運機なんてもっと大変。小さい車には乗らないです。

お金もかかります。

また、初心者であれば、野菜を植える前に元肥としてどんな肥料をどれだけ撒けばいいかも分からないと思います。

だからといって、土づくりを適当にしてしまうと、いい野菜は育ちません。

シェア畑では、土づくりをしてくれるというのが一番のメリットではないかと感じます。

季節ごとの種や苗が用意されている

野菜作りの初心者の悩みで多いのが

プリセット1
プリセット1

今はどんな野菜を植えられるのかな?

プリセット5
プリセット5

この野菜の種はいつ蒔いたらいいんだろう?

プリセット6
プリセット6

ホームセンターに苗を買いに行ってみたけど、どんな苗がいいのか分からなかった。

シェア畑なら種や苗が用意されているのでそんなことを考える必要はありません。

手ぶらで農園に通える

農園で野菜を育てるとなると、まず農園に通うのが大変です。

家から歩いて数分の距離ならいいのですが、自転車や車が必要な距離となると、行くだけでも面倒になります。

また、そんな遠い距離だと、野菜作りに必要な道具を持って行くのも一苦労。

スコップやシャベル、土や肥料なんて自転車に乗せて運べないですからね。

私が市民農園でやってたときは、自転車で何往復もして運んでました。

シェア畑は、野菜作りに必要な道具が全部用意されていて、自由に使うことができるので、家から運ぶ手間もないし、足りない道具を購入しなければならないということもありません。

防虫ネットや支柱まで用意されているなんてすごい。
これ買ってしまうと、必要なくなったときに捨てにくいし片づけにも困るから、シェアできるなら助かるね。

2.サポートが充実

シェア畑では、専任の農業スタッフが定期的にアドバイスをしてくれるので、わからないことがあっても安心です。

毎日畑に行かなくてもいい

ベランダで何かを植えるにしても、市民農園を利用するにしても、普通は水をあげたり、雑草を取ったり、毎日なんらかの手入れをしなければなりません。

しかし、シェア畑では週に1回の来園で十分に野菜が育てられます。

週1回の来園で野菜が育てられるなら、仕事が忙しい人でも、ズボラな人でも大丈夫そうですね。

お世話つきプランというサービスがある

「週に1回も農園に行けない」という人のために、お世話つきプラン、栽培代行というサービスがあります。

これはまた別途有料になるのですが、内容としては

  • お世話付きプランは:週に1回10分程度、水やりやわき芽とりを行うサービス
  • 栽培代行サービスは:植え付けやウネ作りなど、野菜づくりを代行

まぁここまで代わりに野菜のお世話をしてくれるとなると、自分で野菜を育てているという実感が薄れそうな気もしますね。

菜園アドバイザーがいる

菜園アドバイザーというスタッフが勤務していて、畑のお手入れをしたり、分からないことを何でも教えてくれます。

トマトのわき芽かきの方法や、キュウリのツルの手入れの仕方、ナスやピーマンの仕立てなどを教えてもらえたら初心者は心強いね!

アドバイス通りに野菜を育てられたら、野菜の品質や収穫量がぐっと増えそうです。

3.コミュニティとの交流

シェア畑は、単なる貸し農園の枠を超え、利用者同士や専門家との交流を通じて家庭菜園を楽しめるコミュニティ型のサービスです。

定期的に行われる講習会やワークショップでは、種まきや収穫のタイミング、病害虫対策といった実践的な知識を学べます。

さらに、収穫祭や共同作業といったイベントを通じて、他の利用者と交流する機会が提供されるため、菜園が趣味以上の価値を持つ場となります。

シェア畑の環境は、農作業そのものの楽しさだけでなく、アドバイザーや仲間とのつながりを大切にしたい人にとって魅力的ですね。

シェア畑のデメリット

私がシェア畑のデメリットとして感じるのは、

  1. 利用料が高いこと
  2. スペースが狭いこと

自分が利用していた市民農園と比べると、どうしてもこの2点だけは利用するハードルが高くなってしまう要因になりそうです。

費用が高額

各農園によって広さや価格は少し違いますが、私が調べた限りでは以下の通り。

広さ価格(月額)
3㎡(2畝)7,900円
4.8㎡(3畝)10,900円

私が利用していた市民農園と比べると、シェア畑は利用料が非常に高額に思えてしまいます。

30㎡の市民農園が年間5,000円程度で借りられるのに対し、シェア畑はわずか3㎡程度の区画で年間数万円かかる場合もあります。

この価格設定は、特にコストを意識する家庭菜園初心者には大きなハードルになります。

スペースが狭い

区画が3㎡程度と非常に小さいため、育てられる野菜の種類や量が限られます。

これで毎月8,000円ほど利用料がかかるのか……と私なら思っちゃう。

だいたいどんな野菜を植えるにしても、40㎝~50㎝間隔で種を蒔いたり苗を植えたりします。

3㎡って畳2畳分です。そう考えると、せいぜい6株くらいしか植えられません。

そんな程度なら、自分の家のベランダで、プランターをいくつか並べて野菜を育ててみる方がいいんじゃないかとも感じます。

たくさんの野菜を育てたいなら、何区画かを借りればいいのですが、それだとさらに利用料がかかるんですよね。

シェア畑はどんな人におすすめ?

農園を借りの家庭菜園をするのが初めての人は、市民農園は少しハードルが高いです。

また、ベランダが狭くてプランターを置く場所すらないという人、仕事が忙しくて毎日の世話は難しい人もいるでしょう。

ですので、そんな人はシェア畑を利用することをおすすめします。

  • 全くの初心者でとにかく簡単に野菜作りを始めたい人
  • 毎日水やりなどの世話ができない人
  • 家庭菜園をする環境が全くない人
  • 植える野菜が少しだけでいい人

ただし、コストを抑えたい人や自由に作業を進めたい人には、市民農園や個人の畑の方が合う場合もありますね。

さいごに

シェア畑は、単なる農地のレンタル以上の「家庭菜園を総合的に楽しめるサービス」だと思います。

菜園アドバイザーの常駐、農具や資材の提供、季節に応じたイベント、そして利用者間の交流の場など、初心者でも手厚くサポートされる仕組みが魅力です。

市民農園と比べると料金が高めに設定されていますが、これは提供されるサービス内容やサポート体制を考えると妥当だと感じる人も多いでしょう。

市民農園では自分で農具を用意し、独学で進める必要があるのに対し、シェア畑ではすべてがパッケージ化されており、初心者や忙しい人でも気軽に楽しめる点が大きな特徴です。

特に「農作業の知識がなくても始めやすい」「学びと交流を通じて楽しく続けられる」といったポイントは、料金に見合った価値を提供していると言えそうです。

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よっしー&ゆっきー
よっしー&ゆっきー
トマト農家/看護師
よっしー(夫):会社員生活にピリオドを打ち、農業を始めるため北海道へ移住。 2年間の農業研修を終え、トマト農家となる ゆっきー(妻):看護師。夫の「農業をやりたい」という提案には安易に賛成。 看護師を続けながら、農業もちょいちょいお手伝いしている
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